MRIムービー撮像支援
支援の概要
撮像には、研究専用の3T-MRI装置を用います。
MRI操作は、MRIムービーの研究経験のあるエンジニアや診療放射線技師が担当します。
事前の打ち合わせで、ご希望の撮像内容や条件をお伺いし、最適なパラメータをご提案させて頂きます。
撮像に必要なヘッドコイルや各種サーフェスコイル、またそれらを固定する専用治具等も所有しております。
MRI撮像中の被験者の発話音声を録音するための光マイク、被験者への教示にお使い頂けるMRI専用ヘッドフォンや
視覚呈示機器も設置されております。
リアルタイム撮像法によるMRIムービー
リアルタイム撮像法は、別途ご紹介する同期撮像法とは異なり、繰り返しなく1回の撮像で発話等の生体運動を撮像できます。 また同期撮像法よりも長時間の撮像ができます。BAICではリアルタイム撮像法によるMRIデータと録音した音声データから 動画ファイルを作成するサービスも提供しております。
標準的な仕様
- 時間分解能:13.8fps(1秒間のフレーム数)
- スライス枚数:基本的に1枚
- 動画時間:最大37秒程度
13.8fps | 27fps | 54fps |
同期撮像法によるMRIムービー
同期撮像法は、発話・嚥下等の同じ運動を繰り返すことができる場合に利用可能です。 ガイド音に従って規則的に繰り返し発話している状況をタイミングをずらしながら撮像することで時間的に補間し 高時間分解能のMRIムービーを構成します。リアルタイム撮像法よりも高い時間分解能が可能で、 またより多くのスライス枚数で撮像できるメリットがありますが、長時間の正確な繰り返し撮像が 必須となりますので被験者の負担は大きくなるデメリットがあります。同期撮像法につきましても、 動画ファイルを作成するサービスを提供しています。
標準的な仕様
- 時間分解能:60fps(1秒間のフレーム数)
- スライス枚数:1~十数枚
- 動画時間:最大2秒程度
60fps | 60fps | 60fps | |
スライス#1 | スライス#2 | スライス#3 |